JSK国際シンポジウム 情報化・知能化で築く明日の自動車社会

21世紀に向けて社会・経済が大きく変動していく中で、将来の自動車社会の在り方が各方面で活発に論議されています。 また、高度化する情報処理技術や通信技術等を背景に、既に自動車はその機能と利用形態を変えつつあり、自動車に対する情報通信基盤を整備し、新しい「社会」−「自動車」の関係を築くための努力が各方面、各国において具体化されつつあります

来るべき自動車の知能化や情報化は、グローバルな社会システムとして形作られ、発展する必要があり、そのためには、学際的、国際的視野に立った関係者の相互理解や情報の交換が極めて緊要なことと考えられます

当(財)自動車走行電子技術協会は、通商産業省工業技術院の自動車総合管制技術(Comprehensive Automobile Traffic Control System)プロジェクトの研究開発成果の発展・普及を目的として昭和54年設立されました。以来10年間、自動車交通システムの改善に資するため、エレクトロニクス、情報処理技術、通信技術などの総合的利用に関する調査、試験研究、提案活動等、国への政策支援を含め、種々の活動を行って参りました

前記の状況に鑑み、国内外の自動車の情報化システムの現状と課題を明らかにするとともに将来を展望し、この分野の今後の発展に寄与したいと存じ、ここに協会創立10周年記念事業と致しまして、各国の識者、権威者の方々にお集まり戴き、「情報化、知能化で築く明日の自動車社会」と題する国際シンポジウムを、開催させて戴くことに致しました

本シンポジウムの開催にあたりまして、ご後援と特別なご配慮とを賜りました通商産業省をはじめ、ご多忙の中、多大なご協力を賜りました関係省庁の方々、ご講演、ご司会を戴く諸先生方、協賛会社の関係各位、また国内外から遠路ご参加いただきました皆様方に対しまして、深甚な感謝の意を表しますとともに、本シンポジウムが自動車社会の将来を展望するうえで、関係者にとって有意義なものとなりますことを祈念致します

<11月1日(水)>
  挨拶
  組織委員長 星埜 和
  通商産業省 山本 幸助
  実行委員長 高羽 禎雄

  基調講演:チェアマン 井口 雅一
  ●自動車社会の発展と情報化 大島 彊

  国内プロジェクトの状況:チェアマン 井口 雅一、松本 俊哲
  ●日本における自動車走行情報化システムの展開(CACSからの発展) 越 正毅
  ●日本における交通管制と新自動車交通情報通信システム(AMTICS)の開発状況 岡本 博之
  ●日本における道路管理と路車間情報システム(RACS)の開発状況 柴田 正雄

  海外プロジェクトの状況:チェアマン 川嶋 弘尚、油本 暢勇
  ●西独における自動車交通の情報化システムの開発状況 J.ベーレント
  ●ナショナルプログラムを目指す米国の知能化車両/道路システム(IVHS) R. J. ベトソルド
  ●車内経路誘導:欧州における自動車輸送と交通管理の将来 D. J. ジェフリィ
  ●交通の安全と効率化のための将来の自動車技術 W.ヴァイデマン

<11月2日(木)>
  特別講演:チェアマン 高羽 禎雄
  ●科学技術・自動車・高速道路と未来の交通輸送 W. M. スプライツァ

  未来動向の講演:チェアマン 津川 定之、荒井 宏
  ●自動車の知能化への夢 青野 重夫
  ●移動と通信の未来 菊地 敬昭
  ●自家用車都市環境の関係の将来展望 月尾 嘉男
  ●「車−人−社会」系、その将来 唐津 一

  パネルディスカッション −21世紀の自動車と生活−
  コーディネーター 川嶋 弘尚 
  W.ヴァイデマン
  D. J.ジェフリィ
  青野 重夫
  W. M.スプライツァ
  荒井 宏
  R. J.ベトソルド
  菊地 敬昭
  J.ベーレント

  サマリー:組織委員長 星埜 和