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資料名 / Title
00-06
ITS (Intelligent Transport Systems) は、急速に進展する社会の情報化の交通運輸部門についての断面であり、エレクトロニクス、通信技術、情報処理、制御等の諸技術を高度に利用し、交通輸送システムの安全性、円滑性、快適性や、輸送の迅速性・効率を向上させ、維持可能な経済成長の基盤を確保することを目指すものである。また、ITS実現への努力は、21世紀に向けて環境に調和した経済活動の基盤であり、高齢化、少子化社会にも適合した、交通輸送システムの実現を目指すものでもある。
また、今般の携帯電話等のモバイル通信媒体やインターネット利用の普及は目を見張るものがあり、ITの展開と相まって社会の情報化、ネットワーク化が急速に進んでいる。この動きは、車や交通輸送機関の運行や利用に関するサービスの形に少なからぬ影響を与えようとしている。
一方、自動車に搭載、具備される情報システムや運転支援機能も急速な高度化を見せている。先に述べた社会の情報化、ネットワーク化が展開する中で、情報化、知能化を進める自動車(スマートビークル)の利用形態や社会における位置付けがどう変化し、発展するかを見極めることは、今後のITSを進める基礎として重要であるとの認識に達した。
当協会では経済産業省の意向を踏まえて、今後10年程度の経済産業省の施策、ならびに当協会事業の展開指針を得ることを目指して、ネットワーク社会における自動車交通システム像(スマートビークルネットワーク)の検討を進めつつある。その一環として、協会内にSVN(スマートビークルネットワーク)研究委員会(委員長:栢木 寛 元工業技術院長)を設置して、SVNのコンセプトの基本的方向を把握するための検討を行った。本報告書は、同委員会の約半年にわたる検討成果をまとめたものである。
種別 / Article Type
報告書/Report 資料名 / Title
00-06
発行年月 / Date of Issue
2001/06
分野 / Field
IT・エレクトロニクス応用/IT & Electronics 分野詳細 / Detailed Field
調査研究/ビジョン
ID:6836
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