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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal (2012~)安全/Safety

資料名 / Title

JRJ20170301 研究速報
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駐車車両陰からの歩行者飛び出しが予想されるシーンにおける運転行動分析(第1報)-歩行者飛び出し前の運転行動の違いと飛び出し後の回避行動の関係性分析-
Driving Behavior Analysis in the Possible Scene in which a Pedestrian Rushes out from Behind a Parked Vehicle ( First Report )-Analysis on the Effect of Driving Behavior before a Pedestrian's Rushing out on Prevention Maneuver Performance-

岩城 亮,今長 久,内田 信行
Ryo IWAKI,Hisashi IMANAGA,Nobuyuki UCHIDA

近年,交通事故の発生を未然に防ぐための様々な運転支援システムが開発されており,従来の衝突安全のみならず予防安全研究が活発化している.事故の要因については,Treatらの研究で指摘されているように,交通事故の9割以上にドライバ要因が関係している.
 ここ数年の死亡事故に着目すると,平成26年中に国内で発生した事故の中で,状態別の事故割合で歩行中の事故割合が全体の36.4 %,また事故類型別の事故割合では歩行者横断中の事故が全体の25.6 %といずれも高い値を示しており,更なる死亡事故の削減のためには人対車両事故の防止や被害軽減対策が急務である.また,主要な歩行者事故形態としては,歩行者死亡事故での車両の行動類型で「直進時」が8割を超えていることから,車両直進時の歩行者事故が典型的な形態と考えられる.
 このような背景のもと,先行研究では,車両直進時の歩行者事故に着目し,その第一段階として,単路直進時に駐車車両陰から歩行者が飛び出す場面におけるドライバの行動のモデル化を検討した.検討場面としては,道路上に飛び出し歩行者の遮蔽用駐車車両のみが配置された場面にて検討し,モデル化には,ドライバの行動自体を定式化する運転機能モデルのアプローチとして,歩行者横断場面のドライバ特性データを拡張現実(Augmented Reality,以下,AR)技術を用いた実験車両(Japan Automobile Research Institute ? Augmented Reality Vehicle,以下,JARI-ARV)を用いて取得した上で,飛び出し歩行者に対するドライバの衝突回避行動について検討をした.
 先行研究では限定された条件下での検討であったため,より実用的なモデルに展開していくためには,実交通環境を想定した検討場面の拡張,およびドライバモデルの拡張が必要である.検討場面の拡張としては,ニアミス発生要因分析で検討されているドライバの事故要因(ドライバの注意配分や歩行者行動の予期など)に着目した場面拡張が必要である。さらに,ドライバモデルの拡張としては,歩行者飛び出し以前からの運転行動(以下,「準備行動」とする)が歩行者との遭遇場面のリスクの度合いに影響すると考えられるため,準備行動まで検討範囲を広げることかが必要と考えられる.
 そこで本研究では,歩行者飛び出しが予想される場面における歩行者との衝突回避行動モデルの構築を目的とし,その第一報として,ドライバの準備行動の違いと飛び出し後の回避行動との関係性についてJARI-ARVを用いた実験解析によって検討する.さらに本検討結果を用いた,ドライバの準備行動を加味した歩行者との衝突回避行動モデルの構築については第二報にて報告する.
In order to analyze a driver’s behavior for avoiding a crossing pedestrian, using the JARI-ARV (Augmented Reality Vehicle) we conducted an experiment in which pedestrians cross the road from a blind area. The main experimental conditions were with/without a parked vehicle on the oncoming lane. We analyzed the relationship between driving behavior before a pedestrian rushed out from behind parked vehicles and prevention maneuver performance (timing of identifying a pedestrian and start braking). As a result, this study successfully organized characteristics of driving behavior for avoiding a crossing pedestrian.

種別 / Article Type

JARI Research Journal (2012~)

資料名 / Title

JRJ20170301 研究速報

発行年月 / Date of Issue

2017/03

分野 / Field

安全/Safety
ID:6914
 

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